【野菜ソムリエ野菜スペシャリスト違い】どっちも資格取得してみた

そこで今回は、実際に野菜ソムリエと野菜スペシャリストの違いを知るために、両方の資格試験を受けてみた結果わかった違いや、それぞれどんな人に向いているかも紹介します。

両方の教材テキストを購入！実際に受講してみました！

また、野菜ソムリエと野菜スペシャリスト資格講座の違いを知るため、両方とも受験し合格しました。

野菜ソムリエと野菜スペシャリストの違いがわかる動画はこちらです。

料金など公式サイトでわかる野菜ソムリエと野菜スペシャリストの違いの情報以外にも、実際に受講してわかった「買う前に見ておくべき比較ポイント」を紹介しているので、よかったら参考にしてみてください。

野菜ソムリエと野菜スペシャリストの違い！ざっくりまとめ

野菜ソムリエとは？野菜スペシャリストとの違い

野菜ソムリエ資格講座は日本野菜ソムリエ協会が運営・資格認定しています。

野菜ソムリエ資格の合格率は約85%と高めの数値ですが、野菜ソムリエプロ資格の合格率は約35%、野菜ソムリエ上級プロ資格の合格率は30%未満と低めです。

講座名	野菜ソムリエ講座
認定	日本野菜ソムリエ協会
販売	日本野菜ソムリエ協会
合格率	野菜ソムリエ▶︎約85% 野菜ソムリエプロ▶︎約35% 野菜ソムリエ上級プロ▶︎30%未満
試験会場	会場受験▶︎札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡等 Web試験▶︎期限の1年以内ならいつでも
受験期限	修了試験の受験期限 野菜ソムリエ▶︎入金確認日より1年間 野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ▶︎期限なし
費用	野菜ソムリエ▶︎148,000円 野菜ソムリエプロ▶︎320,500円 (野菜ソムリエから進学の場合172,500円) 野菜ソムリエ上級プロ▶︎270,000円
更新費用	野菜ソムリエ▶︎なし 野菜ソムリエプロ▶︎6,000円/年 野菜ソムリエ上級プロ▶︎6,000円/年 ＋社会活動レポートの提出

通信制の場合のメインのテキストはこちら。野菜ソムリエコース・野菜ソムリエプロコース共通のテキストとなっています。

野菜ソムリエ資格講座のテキストの中身は「ベジフルコミュニケーション」「ベジフル入門」「ベジフルサイエンス」「ベジフルクッカリー」の4つの分野プラス、テキストの最後に「ベジフルカルテ記入の手引き」の合計5つに区切られていました。

野菜ソムリエ資格講座は通学・半通学・通信（地域校ワーク付きなし/あり）の4パターンから好きな学習形式を選ぶことができると評判で、ベジフルカルテという課題作成を通して学びを深められる点も特徴です。

野菜ソムリエ資格の詳細はこちら▼▼▼

野菜スペシャリストとは？野菜ソムリエとの違い

野菜スペシャリスト資格講座は、一般社団法人 FLAネットワーク協会とユーキャンが提携して運営している講座で、資格認定は一般社団法人 FLAネットワーク協会が行なっています。

講座名	野菜スペシャリスト講座
認定	一般社団法人 FLAネットワーク協会
販売	ユーキャン
費用	39,000円

野菜スペシャリスト資格講座の内容は、大きく分けて「野菜の上手な活用方法」「食生活と野菜の栄養学」「野菜と果物の基礎知識」「野菜を取り巻く環境」の4つに分かれています。

野菜スペシャリスト資格の詳細はこちら▼▼▼

野菜ソムリエと野菜スペシャリスト違いまとめ・比較ポイント

ざっくりと全体の違いを比較すると、野菜ソムリエと野菜スペシャリストの違いは以下の通りです。

	野菜ソムリエ	野菜スペシャリスト
教材
課題	ベジフルカルテ 8枚分	添削課題4回分
試験	制限時間あり (正答率70％以上)	制限時間なし (正答率70％以上)
映像	あり	あり
質問	できる	できる
学習 期間	約6ヶ月	約5ヶ月
締切	12ヶ月	12ヶ月
料金	148,000円	39,000円
販売	日本野菜ソムリエ協会	ユーキャン
認定	日本野菜ソムリエ協会	一般社団法人 FLAネットワーク協会
公式	公式サイト	公式サイト

野菜ソムリエと野菜スペシャリストの違いを、今回はこの5つのポイントで比較しました。

以下で、野菜ソムリエと野菜スペシャリストの違いを、比較ポイントごとの検証結果を詳しく解説します。

1.野菜ソムリエと野菜スペシャリストの級の種類の違い

野菜ソムリエと野菜スペシャリストの級の種類の違いで比べると、野菜ソムリエは、種類は「野菜ソムリエ」「野菜ソムリエプロ」「野菜ソムリエ上級プロ」の3種類。

受験資格について、野菜スペシャリスト・野菜スペシャリストプロは協会が運営している講座を受ければ誰でも受験できるのに対し、野菜ソムリエ上級プロは協会の推薦など特別な条件が必要で、誰でも受験できるわけではありません。

一方で、野菜スペシャリストは、級は何段階かに分かれていなく、1種類のみ。受講資格は特になく、誰でも受講することができます。

2.野菜ソムリエと野菜スペシャリストの料金の違い

料金の違いで比べると、野菜スペシャリストの方が安いです。

	野菜ソムリエ	野菜スペシャリスト
合計	148,000円	39,000円

野菜ソムリエ資格を取るために必要な費用は148,000円、野菜ソムリエプロは320,500円（野菜ソムリエから進学した場合は172,500円）野菜ソムリエ上級プロは270,000円です。

一方で、野菜スペシャリストの受講料金は39,000円。

ただし、資格の知名度や学習形式の自由度、提出する課題レポートの充実度では野菜ソムリエにかないません。

料金の安さを重視して手軽に資格取得するか、料金は高くても、学び方のバリエーションの豊富さや学習カリキュラムが充実している方を選ぶか、自分の判断基準をもとに選んでみてください。

3.野菜ソムリエと野菜スペシャリストの学習形式の違い

野菜ソムリエと野菜スペシャリストの学習形式の違いで比べると、両方とも市販のテキストで独学はできない点は同じです。

違いは「通学コースがあるかないか」。

野菜ソムリエの勉強方法は、通学・半通学・通信・通信（地域校）の4通り。

通学制は講義2時間×7コマを全国各地の会場で学習するスタイルで、受講生どうしでコミュニケーションをとったり、講師から直接話を聞いて学ぶことができます。

半通学制では、野菜・果物の食べ比べやコミュニケーションの講義2時間×4コマは全国各地の会場で、通学形式で実際に体験しながら学び、残り3コマはテキストと解説本など通信制の教材を使い、自宅で学習します。

半通学形式は、講師から直接話を聞いたり体験しながら学ぶ形式と自宅学習の、どちらもバランスよく学びたい方におすすめです。

通信制は通常コースと地域校コースがあり、通常コースでは、7科目すべての講義を、自宅で紙・またはオンライン上のテキストと動画で学習することになります。

通信制（地域校ワーク付き）では、ただの通信制に加えて、協会が認定している全国各地の地域校で、野菜の食べ比べ体験ができたり、課題作成について、直接教えてもらえたり、修了試験を受けたりすることができます。

なお、「通信制（地域校）」は沖縄やバンコクでのみの開催となります。近くに地域校があり、日程が合えば、通信制（地域校）も候補に入れてみると良いかもしれません。

これに対し、野菜スペシャリストの勉強方法は通信教育のみで、通学形式で講師から直接話を聞きながら、体験型で学ぶことはできません。

4.野菜ソムリエと野菜スペシャリストの教材やテキストの違い

教材やテキストの違いで比べると、野菜ソムリエはテキストは主に白黒。文字が多めで図解やイラスト、写真が少ないのに対し、野菜スペシャリストはカラーのページが多く、図解やイラスト、写真が多く、初心者でも読みやすいと感じました。

野菜ソムリエと野菜スペシャリストどちらも、野菜と果物の図鑑がついてきて、内容は両方とも充実していましたが、写真のクオリティに違いがありました。

野菜ソムリエ講座の図鑑は写真がやや逆行気味なのに対し、野菜スペシャリストは写真がとてもきれいで、ビジュアルの美しさでは野菜スペシャリストの方に軍配が上がります。

また、教材にレシピ集があるかないかも違うポイント。

野菜ソムリエはレシピ集はありませんが、野菜スペシャリストは、野菜の種類別に、おかずやドリンクやドレッシングなど、日常生活で作りやすい簡単なレシピが中心に載っているレシピ集がついてきます。

私もレシピ本を見ながら料理を作ってみましたが、NHK「きょうの料理」でも活躍している管理栄養士の竹内冨貴子（たけうちふきこ）先生が講座のために考えたレシピということもあり、どれもおいしく仕上がりました。

NHKエデュケーショナル みんなのきょうの料理「竹内冨貴子さん」

教材以外に、学べる内容の違いについて、野菜ソムリエも野菜スペシャリストも、野菜の栄養素や調理法など基礎知識を網羅できますが、野菜ソムリエは、カリキュラムの中に、野菜スペシャリストにはない「コミュニケーション」について学ぶ科目があります。

具体的には、野菜の魅力の伝え方や、感動の表現方法、言葉遣いや姿勢から服装や身だしなみまで、発信者として身につけたい内容が含まれています。

これに対し、野菜スペシャリストでは、野菜ソムリエ講座の科目に含まれている「コミュニケーション」について学べる内容はありません。

資格をいかして活動する予定が特にない方は、コミュニケーションについて学べる科目はいらないと思うので、野菜スペシャリスト講座が良いと思います。

5.野菜ソムリエと野菜スペシャリストの提出課題や試験の違い

提出課題や試験の違いを比べると、野菜ソムリエの資格を取るためには、会場・またはオンラインで試験を受けて基準点を満たすことに加えて、レポート提出も必須。

野菜の特徴やレシピを考えて作り、ベジフルカルテにまとめて全部で8枚提出しなければいけません。

これに対し、野菜スペシャリストでは、レシピ作成など手間がかかるレポート作成は必要なく、提出する必要があるのはマークシートで答えられる添削課題4回分。資格試験は、自宅で受けられるマークシート形式の試験を受けて郵送するだけでOKです。

また、合格基準の70％以上の点数を取れず再受験になった場合、野菜ソムリエは14,800円かかりますが、野菜スペシャリストは無料で何回でも受験することができます。

私は野菜ソムリエと野菜スペシャリスト、両方とも受講しましたが、課題レポートを作る必要はなく、試験の制限時間や再受験になったときの費用もかからない野菜スペシャリストに比べると、圧倒的に野菜ソムリエ資格を取る方が手間がかかり、資格取得に必要な課題レポートを作るのにも苦労しました。

野菜ソムリエと野菜スペシャリスト以外の資格講座の違い

野菜ソムリエと野菜スペシャリスト以外の資格講座の比較結果を表にまとめました。

	野菜検定	ベジタブル＆フルーツアドバイザー	ベジタブル＆フルーツプランナー	野菜＆果物 コンシェルジュ	野菜 スペシャリスト	野菜 コーディネーター	オーガニックベジタブル アドバイザー	野菜栽培士 オーガニック野菜 アドバイザー	野菜ソムリエ
教材
添削 指導	なし	3回	3回	なし	4回	4回	1回	5回	5回
映像	なし	あり	あり	なし	あり	あり	なし	なし	あり
学習 期間	1ヶ月	3ヶ月	3ヶ月	1ヶ月	5ヶ月	4ヶ月	1ヶ月	6ヶ月	6ヶ月
料金	3級 4,600円 2級 5,900円 1級 7,500円	53,800円	1)32,000円 2)65,000円	36,300円	39,000円	38,700円	49,500円	1)59,800円 2)79,800円	148,000円
販売	日販セグモ	キャリカレ	ヒューマンアカデミー通信講座	formie	ユーキャン	がくぶん	ラーキャリ	SARAスクール	日本野菜ソムリエ協会
認定	野菜検定 実行委員会	一般財団法人 日本能力開発推進協会	インターナショナル美容鍼灸協会	一般社団法人 日本能力教育促進協会	一般社団法人 FLAネットワーク協会	一般社団法人 ホールフード協会	一般社団法人 日本技能開発協会	日本安全食料料理協会 日本インストラクター技術協会	日本野菜ソムリエ協会
公式	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト

これらの講座と比較した野菜ソムリエの違いや強みは、「芸能人が取得するなど知名度が高い」点と、「受講生どうしで横のつながりを作れたり、資格を取ってから仕事につなげるチャンスが多い」点です。

一方で、野菜スペシャリストの違いや強みは、「テキストに図表が多くカラフルで写真がきれい」な点と、「野菜レシピが充実している」点です。

野菜レシピに関しては、レシピ集が教材にセットでついてくるだけではなく、添削課題を提出するたびに新しい野菜レシピがもらえるのもポイントです。

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野菜ソムリエと野菜スペシャリストよりも安く学ぶ方法

野菜ソムリエと野菜スペシャリストよりも安く学ぶ方法として、本での独学が挙げられます。通信教育とは違い安く知識を身につけることができるので、まずは本での勉強から始めてみるのも良いでしょう。

	通信教育	独学
テキスト	そろっている	自分で選ぶ
添削指導	あり	なし
費用	高い	安い
資格取得	できる	できない
質問	できる	できない

独学で資格取得はできませんが、まずは本で野菜や果物を学ぶのも良いでしょう。

21冊読んだ中でも、特に中央上〜右上の「野菜の便利帳シリーズ」は写真がたくさんあり、読んでいて楽しく学べる本でした。

「最強の野菜スープ」やレシピ本で人気のある「一生もの野菜レシピ」も作りやすくおすすめです。

野菜や果物の独学におすすめの本はこちら▼▼▼

野菜ソムリエと野菜スペシャリストの向いている人の違い

野菜ソムリエと野菜スペシャリストそれぞれ、向いている人の違いを比較しました。

野菜ソムリエと野菜スペシャリストの違いまとめ

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