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【野菜の便利帳シリーズ、全部買って読んでみた】違いは何か徹底検証
そこで今回は、野菜の便利帳シリーズ6冊を、実際に全冊買って読み比べ、何が違うのか内容を比較しました。
野菜の便利帳シリーズの違い【結論】
- 「からだにおいしい野菜の便利帳」「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」はどちらか一冊持っていればOK!
- 新・野菜の便利帳「健康編」と「おいしい編」は目的に応じて使い分け
- からだにおいしい野菜の便利帳「伝統野菜・全国名物マップ」は番外編。地方の伝統野菜を学びたいときに役立つ!旅行に行った気分になれる
- 「フルーツの便利帳」は果物に特化して学びたい方におすすめ
野菜の便利帳シリーズ本の違いがわかる動画はこちらです。
結論は上に書いた通りで、それぞれに特色がありますが、これから便利帳シリーズのどれかを買うなら「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」があればじゅうぶんだと思います。すでに「からだにおいしい野菜の便利帳」を持っているなら、「もっと」は必要ないでしょう。
以下で、さらに詳しい内容を紹介します。
野菜の便利帳シリーズの以外の、野菜・果物の勉強本はこちら▼▼▼
野菜の便利帳シリーズの違い
野菜の便利帳シリーズは、「からだにおいしい野菜の便利帳」が2008年、シリーズの中でいちばん最初に出版されました。続いて「もっと」が次の年に出版され、「伝統野菜・全国名物マップ」「フルーツの便利帳」「新・野菜の便利帳の健康編とおいしい編」と続きます。
野菜の便利帳シリーズ
- からだにおいしい野菜の便利帳(2008年出版)
- もっとからだにおいしい野菜の便利帳(2009年出版)
- からだにおいしい野菜の便利帳「伝統野菜・全国名物マップ」(2011年出版)
- フルーツの便利帳(2012年出版)
- 新・野菜の便利帳「健康編」(2016年出版)
- 新・野菜の便利帳「おいしい編」(2016年出版)
野菜の便利帳シリーズの違いを調べるため、試しに「にんじん」が載っているページを比較してみました。
「からだにおいしい野菜の便利帳」と「もっと」の違い
「からだにおいしい野菜の便利帳」と「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」の違いは、紹介されている野菜の種類数の違いと、載っている情報の密集度の違いです。
同じにんじんのページを見比べると、最初に出た本が2ページにわたり写真つきでゆったりスペースをとって解説されているのに対し、「もっと」では、にんじんの紹介ページは1ページに短縮。
前作の要点だけを残して情報をコンパクトにまとめ、100gあたりの食品成分表の数値と、「にんじんと玉ねぎ」「にんじんとわかめ」など体にいい食べ合わせが新しく加わりました。
野菜の便利帳シリーズの最初の本「からだにおいしい野菜の便利帳」の大ヒットを受けて翌年に出た「もっと」では、載っている野菜の種類が増え、「食品成分表の数値」と「食べ合わせ」が追加されました。
「もっと」からだにおいしい野菜の便利帳で新たに追加された項目
- 可食部(野菜・果物の皮や芯、種などを除いた食べられる部分)100gあたりの食品成分表
- 効果的な食べ合わせ(にんじんとわかめを一緒に食べることで便秘予防・高血圧予防・肥満防止になるなど)
なお、食品成分表は栄養士など食や健康に関わる専門職の人がよく仕事で使っている分厚い本で、可食部(野菜・果物の種などを除いた食べられる部分)100gあたりの栄養素が細かく載っている本です。
にんじんを紹介するページの違いを見比べると、最初に出た本(左)では、にんじんの保存法やレシピが写真つきでゆったりとスペースをとって紹介されているのに対し、「もっと」(右)では、保存法や品種群など写真が一部削られています。
ページ数はどちらも同じ208ページ。「もっと」では、情報を詰め込むために構成を少し変更したり、重要ポイントのみに内容を絞ったり、紹介する項目によっては文字の大きさがやや小さくなっている部分があるように感じました。
新・野菜の便利帳「健康編」と「おいしい編」の違い
新・野菜の便利帳はどちらも2016年に出版されたシリーズで、タイトルは同じですが、緑色の「健康編」とオレンジ色「おいしい編」の2種類があります。
ページ数はどちらも同じですが、監修者と載っている内容が違っていました。
おいしい編の監修者は、最初に出た「野菜の便利帳」と同じ農学博士の板木利隆さんですが、健康編の監修者は、医科学博士の名取貴光さんです。
からだにおいしい野菜の便利帳「伝統野菜・全国名物マップ」の違いは?
からだにおいしい野菜の便利帳「伝統野菜・全国名物マップ」は、野菜の栄養素や健康について知るというよりは、日本全国の都道府県ごとの野菜の品種や、その土地特有の野菜(伝統野菜や生産量の多い野菜など)について知ることができる内容でした。
にんじん単独で書かれたページはありませんが、日本全国の各都道府県ごとの伝統野菜や名物がまとまっていて、ページによってはにんじんが登場します。
山梨県の伝統野菜「大塚にんじん」や、神奈川県川崎市の伝統野菜「万福寺にんじん」、江戸東京野菜の「馬込三寸にんじん」など各地域の伝統野菜が紹介されています。
一般的なにんじんに比べて長かったり短かったりして、その土地を訪れたときにはぜひ食べてみたいと思いました。
徳島県のページでは、伝統野菜ではありませんが、全国1位の生産量を誇る「春にんじん」が紹介されています。
野菜の便利帳シリーズの違い!それぞれの本の解説
からだにおいしい野菜の便利帳
野菜の便利帳シリーズでどの本を買おうか迷ったら、まずは最初に出版された「からだにおいしい野菜の便利帳」があれば良いと思います。
一部情報が古い部分もありますが、この一冊で野菜の知識は網羅できるといえるでしょう。
208ページすべてがカラーページで写真が惜しみなく使われていて、読もうと努力しなくても目から情報が入ってくるので、勝手に知識が身につきます。
活字を読むのは苦手だけど、野菜に詳しくなりたい!という方におすすめ。楽しく学ぶことができました。
もっとからだにおいしい野菜の便利帳
「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」は、前作の「からだにおいしい野菜の便利帳」に続いて出版された続編です。
「もっと」で新たに追加されたのは、野菜ごとの詳しい栄養素の数値と食べ合わせ、一部「同品種群」(オクラなら「赤オクラ」「丸オクラ」「八丈オクラ」「ミニ」など)。
前作では監修者は板木利隆先生の一人ですが、「もっと」では食べ合わせに詳しい栄養学博士・管理栄養士の白鳥早奈英先生が加わり、前作の監修者に加えて二人体制での監修になっています。
体に良い組み合わせだけでなく、合わせない方がいい食材の組み合わせも載っているのがポイントです。
どちらも読み比べてみましたが、続編の「もっと」の方がページあたりの情報量が多く、文字がやや小さめ。
前作と同じページ数で載っている野菜の種類が増えたぶん、一つ当たりの野菜に関する情報を文字を小さくすることで詰め込んだ感じがしました。「読みにくい」と感じるほど文字の小ささが気になることはないと思います。
すでに前作を持っている場合は買い足す必要はなく、初めて野菜の便利帳シリーズを買う場合は、続編の「もっと」の方だけあれば十分だと思いました。
新・野菜の便利帳「健康編」
「新・野菜の便利帳」では、野菜の栄養素をメインに情報がまとまっています。
効果アップの食べ合わせや、野菜ごとに可食部100gあたりの食品成分表の数値と、着目すべき栄養素の解説が載っているのがポイントです。
また、健康編ということで知っておきたい健康ワードが野菜ごとに解説されているのも特徴。にんじんなら「β-カロテン」、ゴーヤーなら「モモルデシン」など、野菜ごとに特有の栄養素が紹介されています。
時折挟まれているコラムも健康がテーマ。「健康づくりに役立つ食品」や「抗酸化作用ってどんな作用?」「 野菜の栄養を守る加熱方法」など、どのページも「健康」のテーマを意識して本が作られているのが、ほかの本との違いです。
栄養士の方など、食材を扱う中でも特に健康に関わる仕事をしている方や、健康に関心のある方におすすめの内容だと思いました。
新・野菜の便利帳「おいしい編」
野菜の便利帳シリーズ「新・野菜の便利帳のおいしい編」では、野菜の産地と旬、品種の違い、レシピや料理に関する雑学が中心です。
栄養成分や食べ合わせなど健康に関する情報というよりは、料理やレシピ、品種を中心に見たい方におすすめです。
からだにおいしい野菜の便利帳「伝統野菜・全国名物マップ」
野菜の便利帳シリーズの「伝統野菜・全国名物マップ」は、日本全国の都道府県ごとに特有の野菜がまとまっています。
自分の住んでいる地域や地元の野菜、訪れた旅行先の野菜を知れるのもポイント。見ているだけでも日本全国を旅行した気分になれました。
この本を読んでから道の駅で野菜を見たり、レストランに行くと旅行がいっそう楽しめると思います。
「福井」「愛媛」「長崎」など都道府県ごとに生産量の多い野菜や果物、特産品、その土地で長く栽培されてきた伝統野菜などが載っています。
愛媛はみかんの名産地だけあって、種類もたくさん載っていました。
細かな栄養成分は載っていないので、野菜の中でも特に地方の特産品、歴史や郷土文化を知りたい場合におすすめ。勉強というよりは、ガイドブックのようなイメージで見て楽しむ本としての位置づけだと思いました。
フルーツの便利帳
こちらはフルーツに特化した内容。野菜の便利帳シリーズと同じく写真がたくさん載っていてカラフルで読みやすかったです。
果物ごとに品種、産地、歴史、おいしい食べ方、食べやすい切り方、甘い部分、レシピまで幅広く載っています。
ぶどうの甘い部分は房の上の方の、よく日に当たる部分だそうで、下に行くほど酸味が強くなるそうです。
ちょうどりんごがおいしい季節だったので、冷蔵庫にあったチョコレート消費のためにブラウニーを作ったら絶品でした。りんごとチョコレートの相性抜群です。
野菜の便利帳シリーズ「フルーツの便利帳」は、ブラウニーやクラフティ以外にも、果物を使った料理のレシピも載っています。お菓子作りや料理が好きな方は、ぜひ活用してみてください。
野菜の便利帳シリーズ以外の勉強方法
野菜の便利帳シリーズ以外の勉強方法で、通信講座や資格検定に向けて学ぶ方法もあります。予算のある方で、資格取得を目指してみたい方はあわせて検討してみてください。
野菜検定 | ベジタブル&フルーツアドバイザー | ベジタブル&フルーツプランナー | 野菜&果物 コンシェルジュ | 野菜 スペシャリスト | 野菜 コーディネーター | オーガニックベジタブル アドバイザー | 野菜栽培士 オーガニック野菜 アドバイザー | 野菜ソムリエ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
教材 | |||||||||
添削 指導 | なし | 3回 | 3回 | なし | 4回 | 4回 | 1回 | 5回 | 5回 |
映像 | なし | あり | あり | なし | あり | あり | なし | なし | あり |
学習 期間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 3ヶ月 | 1ヶ月 | 5ヶ月 | 4ヶ月 | 1ヶ月 | 6ヶ月 | 6ヶ月 |
料金 | 3級 4,600円 2級 5,900円 1級 7,500円 | 53,800円 | 1)32,000円 2)65,000円 | 36,300円 | 39,000円 | 38,700円 | 49,500円 | 1)59,800円 2)79,800円 | 148,000円 |
販売 | 日販セグモ | キャリカレ | ヒューマンアカデミー通信講座 | formie | ユーキャン | がくぶん | ラーキャリ | SARAスクール | 日本野菜ソムリエ協会 |
認定 | 野菜検定 実行委員会 | 一般財団法人 日本能力開発推進協会 | インターナショナル美容鍼灸協会 | 一般社団法人 日本能力教育促進協会 | 一般社団法人 FLAネットワーク協会 | 一般社団法人 ホールフード協会 | 一般社団法人 日本技能開発協会 | 日本安全食料料理協会 日本インストラクター技術協会 | 日本野菜ソムリエ協会 |
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野菜の便利帳シリーズの違いまとめ
野菜の便利帳シリーズの違い【結論】
- 「からだにおいしい野菜の便利帳」「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」はどちらか一冊持っていればOK!
- 新・野菜の便利帳「健康編」と「おいしい編」は目的に応じて使い分け
- からだにおいしい野菜の便利帳「伝統野菜・全国名物マップ」は番外編。地方の伝統野菜を学びたいときに役立つ!旅行に行った気分になれる
- 「フルーツの便利帳」は果物に特化して学びたい方におすすめ
ふだん作る料理や使う食材に「知識」が加わると、楽しさが倍増するものです。
野菜の便利帳シリーズ。果物も含めて全部・フルーツ分野も含めて全部で6冊ありますが、自分に合ったシリーズをぜひ手に取ってみてください。