アポイントメントセールスとキャッチセールスの違いは？SF商法やかたり商法・ネガティブオプションを解説

食生活アドバイザー3級試験の出題内容は、全部で6科目に分かれています。

内訳は、「ウェルネス上手になろう」「もてなし上手になろう」「買い物上手になろう」「段取り上手になろう」「生きかた上手になろう」「やりくり上手になろう」の6分野です。

今回解説するのは、食生活アドバイザー3級の6つ目の分野「やりくり上手になろう」に関する練習問題です。

この記事で扱う問題は、公式テキストや過去問、各種食生活アドバイザーのテキストをもとに作った練習問題です。公式から出ているものではないことを、あらかじめご理解ください。

食生活アドバイザー3級解説「やりくり上手になろう」第3問

食生活アドバイザー3級解説「やりくり上手になろう」第3問

選択肢1の解説

この選択肢は「誤り」で、アポイントメントセールスのことです。

電話をして会う約束（アポイントメント）を取り付けて、目的の商品を売りつけることから、文字通り「アポイントメントセールス」と言います。

選択肢2の解説

この選択肢は「○」で、SF商法のことを指しており、今回の正解の選択肢です。

この手口を最初に使った新製品普及会の「新製品」と「普及」のローマ字の頭文字をとって、SF商法、と呼ばれています。

最終的に売りつける商品は、高価な羽毛布団や健康食品、電気治療器具などがあります。

「無料でもらっておいて、何も買わずに帰るのか」と脅かしたり、会場の雰囲気で一種の催眠状態にして、買いたい気持ちを高めさせる催眠商法も、このSF商法の一つです。

選択肢3の解説

この選択肢は「誤り」で、「かたり商法」のことです。

浄水器以外にも、「消防署から来ました」と家に来て消化器を売りつける、などがあります。

水道から出した水に薬品を入れて、変色した水を見せ、「こんな水を飲んでいたら健康に悪い」といって高額な浄水器を取り付ける「実験商法」も、かたり商法に入ります。

選択肢4の解説

この選択肢は「誤り」で、キャッチセールスのことです。

キャッチセールスには、「モニターは格安にします」といって、会員権などの契約をさせる「モニター商法」をあわせたものもあります。

選択肢5の解説

この選択肢は「誤り」で、ネガティブオプションのことです。

ネガティブオプションは、一方的に商品を送りつけることから「送りつけ商法」とも言います。

返品したり、「購入していない」という意思を示さない限り、購入を承諾したものとして商品代金を請求してくるのが特徴です。

悪徳商法は、どんなやり方で商品を売りつけてくるのかと、その商法の名前が比較的イメージしやすいので、私は特に語呂合わせなどは作っていませんでした。

唯一、選択肢5のネガティブオプションは、商法と名前が結びつきにくかったので、「送り付ける＝ネガティブオプション」とそのまま覚えました。

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