塩蔵法の特徴は?食生活アドバイザーの食品の保存方法の特徴を解説

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食生活アドバイザー3級試験の出題内容は、全部で6科目に分かれています。

内訳は、「ウェルネス上手になろう」「もてなし上手になろう」「買い物上手になろう」「段取り上手になろう」「生きかた上手になろう」「やりくり上手になろう」の6分野です。

食生活アドバイザー3級試験科目「段取り上手になろう」

今回解説するのは、食生活アドバイザー3級の4つ目の分野「段取り上手になろう」に関する練習問題です。

この記事で扱う問題は、公式テキストや過去問、各種食生活アドバイザーのテキストをもとに作った練習問題です。公式から出ているものではないことを、あらかじめご理解ください。

目次

食生活アドバイザー3級解説「段取り上手になろう」第3問

「食品の保存方法」に関する記述として、もっとも不適当なものを選びなさい。

  1. 「燻煙法」は、防腐作用のある煙の成分を食品に染み込ませて、微生物の活動を抑えて保存する方法である
  2. 「塩蔵法」は、食品の脱水作用で腐敗細菌を死滅させ、保存性を高める方法である
  3. 「空気遮断法」は、ビンや缶など気密性のある容器の中に食品を入れ、空気を抜いて保存する方法である
  4. 「乾燥法」は、微生物の活動に必要な水分を取り除き、微生物の活動を抑えて保存する方法である
  5. 「漬物法」は、酢、砂糖、味噌、醤油などを使用することで、食品中の腐敗細菌の発育を抑えることができる
解答を見る

正解は「2」です。

食生活アドバイザー3級試験科目「段取り上手になろう」問題3の詳細
食生活アドバイザー3級試験科目「段取り上手になろう」問題3の詳細

塩蔵法は、塩の脱水作用によって、食品を脱水し、腐敗細菌の発育を「抑えて」保存する方法ですが、細菌類を「死滅」させることはできません。
「細菌類を死滅」という表現が出てきたら、誤りの選択肢として選ぶようにしてください。

選択肢1,3,4,5はすべて○です。

食生活アドバイザー3級解説「段取り上手になろう」第3問

問題文1の解説

問題文1

「燻煙法」は、防腐作用のある煙の成分を食品に染み込ませて、微生物の活動を抑えて保存する方法である

この選択肢は「○」です。

食生活アドバイザー3級試験科目「段取り上手になろう」問題3の詳細

煙に含まれるいろいろな物質によって、特有の風味や色をつける効果もあり、例としてサラミやベーコンなどがあります。

問題文2の解説

問題文2

煙に含まれるいろいろな物質によって、特有の風味や色をつける効果もあり、例としてサラミやベーコンなどがあります。

この選択肢は「誤り」で、今回の正解の選択肢です。

問題文3の解説

問題文3

「空気遮断法」は、ビンや缶など気密性のある容器の中に食品を入れ、空気を抜いて保存する方法である

この選択肢は「○」です。

食生活アドバイザー3級試験科目「段取り上手になろう」問題3の詳細

サバ缶やフルーツの缶詰、ジャムなどビン詰め・缶詰はこれに当たります。空気を抜いて保存するため、長持ちします。

問題文4の解説

問題文4

「乾燥法」は、微生物の活動に必要な水分を取り除き、微生物の活動を抑えて保存する方法である

この選択肢は「○」です。

微生物が活動するには水分が必要なので、その活動に必要な水分を取り除いて乾燥させることで、保存性を高めることができます。

食生活アドバイザー3級試験科目「段取り上手になろう」問題3の詳細

するめや干物はこれに当たります。

なお、食品から「すべての」水分を取り除くことではないため、問題文に「すべての水分を取り除く」などと出てきたら、誤りの選択肢として選ぶようにしましょう。

問題文5の解説

問題文5

「漬物法」は、酢、砂糖、味噌、醤油などを使用することで、食品中の腐敗細菌の発育を抑えることができる

この選択肢は「○」です。

食生活アドバイザー3級試験科目「段取り上手になろう」問題3の詳細

塩を使った塩漬けのほか、砂糖漬けや酢漬け、粕漬け、味噌漬けなど、広い範囲を指します。

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食生活アドバイザー3級試験科目「段取り上手になろう」問題3

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