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食生活アドバイザーのダイエット問題「内臓脂肪と皮下脂肪」に引っかからないよう注意
食生活アドバイザー3級試験の出題内容は、全部で6科目に分かれています。
内訳は、「ウェルネス上手になろう」「もてなし上手になろう」「買い物上手になろう」「段取り上手になろう」「生きかた上手になろう」「やりくり上手になろう」の6分野です。
今回解説するのは、食生活アドバイザー3級の一つ目の分野「ウェルネス上手になろう」に関する練習問題です。
この記事で扱う問題は、公式テキストや過去問、各種食生活アドバイザーのテキストをもとに作った練習問題です。公式から出ているものではないことを、あらかじめご理解ください。
食生活アドバイザー3級解説「ウェルネス上手になろう」第9問
「ダイエット」に関する記述として、最も不適当なものを選びなさい。
- ダイエットは食生活全般を見直し、短期間で集中的に行うことが効果的である
- ダイエット前の体重に戻ってしまうことや、もとの体重を超えてしまうことを「リバウンド」という
- ダイエットに失敗するサイクルでは、体脂肪だけが増加するが、特に内臓脂肪がつきやすい体質になることが多い
- 有酸素性運動やカラダの筋肉をほぐすなどのストレッチ体操を一定時間行うことは、ダイエットに効果的といえる
- ダイエットの失敗によって、体脂肪量が多く、筋肉量の少ないカラダになることで、基礎代謝量も減少する
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正解は「1」です。
この問題以外にも、過去に「一定期間内にどれだけ痩せることができるかが重要」など短期間で成果を出すことが重要という意味の文章が出ていますが、これも誤りです。
ダイエットは、一定期間内にどれだけ痩せられたかや、短期間で集中して行うことが重要ではなく、長いスパンで考えることがポイントです。
「ダイエットは長期間かけて行わないと、失敗に終わるだけでなく、健康を害してしまう可能性がある」こんなふうに書いてあれば正解です。
問題2〜5はすべて○です。
食生活アドバイザー3級解説「ウェルネス上手になろう」第9問
問題文1の解説
問題文1
ダイエットは食生活全般を見直し、短期間で集中的に行うことが効果的である
この問題は「誤り」で、今回の問題の「正解」の選択肢です。
問題文2の解説
問題文2
ダイエット前の体重に戻ってしまうことや、もとの体重を超えてしまうことを「リバウンド」という
この問題は「○」です。
特に短期間のダイエットは「リバウンド」を引き起こす可能性が高くなります。
問題文3の解説
問題文3
ダイエットに失敗するサイクルでは、体脂肪だけが増加するが、特に内臓脂肪がつきやすい体質になることが多い
この問題は「○」です。
内臓脂肪の部分を「皮下脂肪」に変えて出題されることがあります。
公式テキストの52ページや、ユーキャンのテキスト1の62ページの図「ダイエットに失敗するサイクル」をよく読んでおきましょう。
問題文4の解説
問題文4
有酸素性運動やカラダの筋肉をほぐすなどのストレッチ体操を一定時間行うことは、ダイエットに効果的といえる
この問題は「○」です。
ダイエットの基本原則は、ゆるやかな摂取エネルギーの減少と、消費エネルギーの増加を同時に行うことです。
この「ゆるやかな摂取エネルギーの減少と、消費エネルギーの増加」と言う部分は、公式テキストやユーキャンのテキストでも赤字になっていて、過去の試験問題でもこの言い方で出題されているので、この表現で覚えておいくと良いと思います。
食事制限だけのダイエットでは、摂取エネルギーを減らすだけです。ダイエットは生活習慣全体で見直すことが大切なので、食事以外に、有酸素性運動やカラダの筋肉をほぐすなどのストレッチ体操を一定時間行うことは、ダイエットに効果的といえます。
問題文5の解説
問題文5
ダイエットの失敗によって、体脂肪量が多く、筋肉量の少ないカラダになることで、基礎代謝量も減少する
この問題は「○」です。
特に、食べる量を極端に減らすだけのダイエットでは、脂肪だけでなく筋肉まで落ちてしまい、リバウンドしたときには、落ちた筋肉のぶんが脂肪になるため、体脂肪が増えてしまいます。
リバウンドを繰り返すことで、脂肪が多く筋肉が少ない体になり、基礎代謝量が減少。痩せにくく太りやすい体ができあがってしまいます。
ダイエットに関しては、一般常識で答えられるような問題が多いですが、特に、今回の選択肢3番目の内臓脂肪と皮下脂肪は、混ざらないように注意してください。
特に公式テキストなら、赤字のところや、赤い枠のところはよく確認しておきましょう。
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