食べ物の味「抑制効果」「対比効果」「相乗効果」の違いは?味蕾と味覚にも要注意

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食生活アドバイザー3級試験の出題内容は、全部で6科目に分かれています。

内訳は、「ウェルネス上手になろう」「もてなし上手になろう」「買い物上手になろう」「段取り上手になろう」「生きかた上手になろう」「やりくり上手になろう」の6分野です。

食生活アドバイザー3級試験科目「もてなし上手になろう」

今回解説するのは、食生活アドバイザー3級の2つ目の分野「もてなし上手になろう」に関する練習問題です。

この記事で扱う問題は、公式テキストや過去問、各種食生活アドバイザーのテキストをもとに作った練習問題です。公式から出ているものではないことを、あらかじめご理解ください。

目次

食生活アドバイザー3級解説「もてなし上手になろう」第3問

「食べ物の味」に関する記述として、もっとも適当なものを選びなさい。

  1. 食べ物の味は、「甘味・塩味・酸味・うま味・辛味」の5つの基本味(5味)で構成されていて、ほかに苦味や渋味がある
  2. 同質の味を持つ2つの物質を混ぜ合わせたとき、それぞれの単独の味よりもうま味が引き出される現象のことを「抑制効果」という
  3. 口触り、噛みごたえ、喉越しなど、食べ物について感じる口の中における触覚という感覚が「テイスティング」である
  4. スイカに食塩をかけると、甘味が強く感じられるように、別の味が加わることで、甘味がいっそう引き立つ現象を「対比効果」という
  5. 味は、味覚神経を通じて脳に伝わることで味として感知できるが、この味を感じる舌の表面の器官が「味覚」である
解答を見る

正解は「4」です。

味の対比効果は「異なる2種類の味を混ぜると、一方の味を強く感じる」もので、出汁に塩を少し入れると「出汁のうま味が強まる」、スイカに塩をかけると「スイカの甘味が強まる」「おしるこに塩を少し入れると、おしるこの甘味が引き立つ」などがあります。

問題1,2,3,5はすべて×です。

食生活アドバイザー3級解説「もてなし上手になろう」第3問

問題文1の解説

問題文1

食べ物の味は、「甘味・塩味・酸味・うま味・辛味」の5つの基本味(五味)で構成されており、ほかに苦味や渋味がある

この問題は「誤り」です。

五味は「辛味」ではなく「苦味」です。

五味の中に「辛味」や「渋味」を混ぜて「五味」として出題されるケースが多いので、「辛味」と「渋味」は五味に入らないことを覚えておきましょう。

五味は「甘えん坊さんは苦手」+うま味と覚えると覚えやすいです。

問題文2の解説

問題文2

同質の味を持つ2つの物質を混ぜ合わせたとき、それぞれの単独の味よりもうま味が引き出される現象のことを「抑制効果」という

この問題は「誤り」です。

「抑制効果」ではなく「相乗効果」です。

味の相乗効果とは、「同じ系統の味や旨味を合わせることでそれらがより一層強調される」ことで、よく知られている例では「かつお昆布だし」が挙げられます。

「かつお出汁」と「昆布出汁」はそれぞれを単体でもじゅうぶんおいしいですが、かつおぶしと昆布の両方で取った出汁は、旨味がいっそう強くなり、おいしさが増します。

なお、「抑制効果」は、味の異なる2種類以上の物質を混ぜ合わせたときに、一方の味が弱められる現象をいいます。たとえば、「コーヒーに砂糖を加えると、コーヒーの苦味が弱くなる」などがあります。

コーヒーと砂糖のほかにも、塩辛い漬物に酢を入れるというように「酸味を加えることで塩味を弱める」など、「違う味の片方を抑えこむ」効果のことも指します。

対比効果と抑制効果は似ていますが、対比効果は、「スイカと塩でスイカの甘味が増す」というように、一方の味が主役であり、これを強めること。

抑制効果は、苦いコーヒーに砂糖を入れて苦味を弱めるように、一方または両方の味が弱められる効果、だと覚えておきましょう。

問題文3の解説

問題文3

口触り、噛みごたえ、喉越しなど、食べ物について感じる口の中における触覚という感覚が「テイスティング」である

この問題は「誤り」です。

「テイスティング」ではなく「テクスチャー」です。

「テイスティング」とは、ワインやウイスキー、日本酒などの味を鑑定すること。

「テクスチャー」は、味覚のほかに、おいしさに影響を与えるといわれる「口ざわり、舌触り、噛みごたえ、喉越し」などのこと言います。

「テクスチャー」を「テイスティング」や「テイスト」などと変えて出題されることがあるので、混ざらないように注意してください。

問題文4の解説

問題文4

スイカに食塩をかけると、甘味が強く感じられるように、別の味が加わることで、甘味がいっそう引き立つ現象を「対比効果」という

この問題は「○」で、今回の問題の「正解」の選択肢です。

問題文5の解説

問題文5

味は、味覚神経を通じて脳に伝わることで味として感知できるが、この味を感じる舌の表面の器官が「味覚」である

この問題は「誤り」です。

味を感じる舌の表面の器官は「味覚」ではなく「味蕾」です。

「味蕾」は、花のつぼみのような形で舌の表面にあり、味覚を感じるセンサーの役割をしています。味を感じる部分は「味蕾」と覚えておきましょう。

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食生活アドバイザー3級試験科目「もてなし上手になろう」問題3

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