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アミラーゼは唾液、ペプシンは胃、トリプシンは膵臓から出る消化酵素!食生活アドバイザー消化吸収を解説
食生活アドバイザー3級試験の出題内容は、全部で6科目に分かれています。
内訳は、「ウェルネス上手になろう」「もてなし上手になろう」「買い物上手になろう」「段取り上手になろう」「生きかた上手になろう」「やりくり上手になろう」の6分野です。
今回解説するのは、食生活アドバイザー3級の一つ目の分野「ウェルネス上手になろう」に関する練習問題です。
この記事で扱う問題は、公式テキストや過去問、各種食生活アドバイザーのテキストをもとに作った練習問題です。公式から出ているものではないことを、あらかじめご理解ください。
食生活アドバイザー3級解説「ウェルネス上手になろう」第5問
「消化と吸収」に関する記述として、最も不適当なものを選びなさい。
- 唾液には「アミラーゼ」という消化酵素が含まれていて、デンプンの消化を助ける働きがある
- 胃では、食べ物と胃液を混ぜ合わせ、かゆ状になるまで消化されるが、たんぱく質を分解する酵素を「ペプシン」という
- たんぱく質を消化する役割を持つ、膵液に含まれている消化酵素は「トリプシン」である
- 胃は栄養素の吸収を担う中心的な存在であり、栄養素のほとんどは胃で消化・吸収される
- 大腸では、残った食物の老廃物から約80%の水分を吸収して固形化し、さらに固めて便として排泄する役割がある
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正解は「4」です。
栄養素の大部分が吸収されるのは、胃ではなく、小腸です。
胃は強い酸性の胃液によって、食べ物と一緒に入ってきた細菌などが増えるのを抑え、食べ物をかゆ状になるまで消化しますが、栄養素の吸収の中心ではありません。
胃では消化、小腸では消化と吸収、大腸では水が吸収され、残ったカスが便となります。
「栄養素の大部分は胃ではなく、小腸で吸収される」だけでも、覚えておくと良いでしょう。
問題1,2,3,5はすべて○です。
食生活アドバイザー3級解説「ウェルネス上手になろう」第5問
問題文1の解説
問題文1
唾液には「アミラーゼ」という消化酵素が含まれていて、デンプンの消化を助ける働きがある
この問題は「○」です。
アミラーゼは唾液、ペプシンは胃、トリプシンは膵臓から出る消化酵素です。
消化酵素は、食べたものを体に取り込める大きさになるまで分解するために、私たちの体の特定の場所から出るもので、それぞれ働きかける対象が決まっています。
アミラーゼは唾液、ペプシンは胃、トリプシンは膵臓の組み合わせで覚えておくと、問題2と3も解けます。
問題文2の解説
問題文2
胃では、食べ物と胃液を混ぜ合わせ、かゆ状になるまで消化されるが、たんぱく質を分解する酵素をペプシンという
「ペプシン」の部分を「トリプシン」などと変えて出題されることがあります。
問題1と同じように、アミラーゼは唾液、ペプシンは胃、トリプシンは膵臓から出る消化酵素。組み合わせで覚えておきましょう。
問題文3の解説
問題文3
たんぱく質を消化する役割を持つ、膵液に含まれている消化酵素は「トリプシン」である
この問題は「○」です。
「トリプシン」の部分が「ペプシン」や「アミラーゼ」になっていたら誤りです。
問題1,2と同じように、アミラーゼは唾液、ペプシンは胃、トリプシンは膵臓の3セットで覚えておいてください。
問題文4の解説
問題文4
胃は栄養素の吸収を担う中心的な存在であり、栄養素のほとんどは胃で消化・吸収される
これは「誤り」で、今回の問題の「正解」の選択肢です。
問題文5の解説
問題文5
大腸では、残った食物の老廃物から約80%の水分を吸収して固形化し、さらに固めて便として排泄する役割がある
この問題は「○」です。
「約80%」の数字が、「60%」などほかの数字に変わっている場合は、正しくありません。
なお、60%は、人間の体内の水分の割合の数字なので、混ざらないようにしましょう。
消化と吸収に関しては、公式テキストの28〜29ページの「食物の流れと消化の過程」の1〜7の順番や、赤い文字のところをよく読んでおくと、試験対策に役立ちます。
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