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食生活アドバイザー「ビタミン」を解説!口角炎、口内炎、皮膚炎とビタミンB2やB6はセットで覚える
食生活アドバイザー3級試験の出題内容は、全部で6科目に分かれています。
内訳は、「ウェルネス上手になろう」「もてなし上手になろう」「買い物上手になろう」「段取り上手になろう」「生きかた上手になろう」「やりくり上手になろう」の6分野です。
今回解説するのは、食生活アドバイザー3級の一つ目の分野「ウェルネス上手になろう」に関する練習問題です。
この記事で扱う問題は、公式テキストや過去問、各種食生活アドバイザーのテキストをもとに作った練習問題です。公式から出ているものではないことを、あらかじめご理解ください。
食生活アドバイザー3級解説「ウェルネス上手になろう」第3問
「ビタミン」に関する記述として、最も適当なものを選びなさい。
- ビタミン不足による欠乏症には、口角炎、口内炎、皮膚炎などがあり、これらはビタミンB2やB6の摂取不足が考えられる
- ビタミンは、水に溶ける特徴を持つ「水溶性ビタミン」と、水に溶けない、または溶けにくい性質を持つ「不溶性ビタミン」がある
- さまざまなビタミン剤が市販されているが、これらは多く摂りすぎても過剰症を引き起こす心配はない。
- ビタミンには、エネルギー源になる働きはないが、カラダを構成する働きや生理機能を調整する働きを持つことが特徴といえる
- ビタミンEは、カルシウムやリンとともに骨や歯をつくる特性を持つため、欠乏すると骨や歯の発育不全を引き起こすことがある
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正解は「1」です。
ビタミンB2やB6の部分を、ビタミンB1やビタミンB12などほかのビタミン名に書き換えて問題が出ていることがあったので、口角炎、口内炎、皮膚炎とビタミンB2やB6はセットで覚えておくと良いと思います。
問題2〜5はすべて誤りです。
食生活アドバイザー3級解説「ウェルネス上手になろう」第3問解説
問題文2の解説
問題文2
ビタミンは、水に溶ける特徴を持つ「水溶性ビタミン」と、水に溶けない、または溶けにくい性質を持つ「不溶性ビタミン」がある
この問題は「誤り」です。
水に溶けない、または溶けにくい性質を持つのは「不溶性ビタミン」ではなく「脂溶性ビタミン」です。
脂溶性ビタミンには、アルファベット順にビタミンA、D、E、Kがありますが、「脂溶性ビタミンはこれDAKE(だけ)」と覚えると覚えやすいです。
私は、脂溶性ビタミンだけ覚えておいて、それ以外は水溶性と判断していました。
問題文3の解説
問題文3
さまざまなビタミン剤が市販されているが、これらは多く摂りすぎても過剰症を引き起こす心配はない。
ビタミンのうち水溶性のものは、とりすぎた分は尿として体の外に出ていくため、過剰症を引き起こす心配はありません。
一方で、ビタミンのうち脂溶性のもの、たとえばビタミンAは、サプリメントなどで多くとりすぎると、食欲不振や頭痛、脱毛など過剰症状といって、とりすぎによる体への悪い影響が出る場合があります。
そのため、ビタミンの種類によってはとればとるほどいい、ということはありません。ビタミンに関して「摂りすぎても問題ない」という表現があったら、誤りの選択肢として選んでください。
問題文4の解説
問題文4
ビタミンには、エネルギー源になる働きはないが、カラダを構成する働きや生理機能を調整する働きを持つことが特徴といえる
この問題は「誤り」です。
前半の「ビタミンには、エネルギー源になる働きはない」、ここまではOK。その次の「カラダを構成する働き」が違います。
体の構成成分になるのは、たんぱく質・脂質・ミネラルの3つで、ビタミンには、体を構成する働きはありません。
3級公式テキスト37ページの図表の、線がどこについているかをしっかり覚えておくと、解ける問題が増えるのでおすすめです。
問題文5の解説
問題文5
ビタミンEは、カルシウムやリンとともに骨や歯をつくる特性を持つため、欠乏すると骨や歯の発育不全を引き起こすことがある
この問題は「誤り」です。
ビタミンEではなく、ビタミンDです。
ビタミンの種類と働きは、ほぼ毎回の試験で出題されています。
そのビタミンが足りなくなるどんな症状が起こるかを問う、ビタミン名と欠乏症の正しい組み合わせを選ぶ問題や、そのビタミンが多く含まれる食品、また、ビタミンごとの特徴を押さえておくと、答えられる問題が増えると思います。
ビタミンの中でも特に、ビタミンA、B群、C、D、E、Kについての問題が多く出ているので、チェックしておきましょう。
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